研究課題
若手研究(B)
膜透過性低分子化合物HLI98とHLI373を用いて、セルサイクル調節因子p53の歯周組織構成細胞の分化に対する効果を検討した。これらの化合物はp53の発現を誘導したが、p53の誘導には化合物を高濃度で添加する必要があるため、長期間培養により細胞死を誘導した。そこで、p53の分解抑制化合物Bortezomibを低濃度用いてp53を誘導したところ、細胞死を誘導せず、歯周組織構成細胞の一つである歯根膜細胞の石灰化を誘導した。以上の結果から、p53の誘導により、歯根膜細胞の分化誘導が促進されることが見いだされた。
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