研究課題
若手研究(B)
我が国は高齢者の現在歯数が増加傾向による歯根面齲蝕が重要な問題となっている.しかし象牙質齲蝕に始まる特異性のため,その発生・予防に関する詳細な機構は解明されていない.そこで本研究は歯根面に付着するバイオフィルムや,それを取り巻く環境を考慮するために,口腔内環境を再現した人工口腔システムを応用し,歯根面齲蝕の発生の機序を考察した.結果から,本実験系による歯根面齲蝕予防の評価法としての有用性を考察した.