研究概要 |
本研究では,褥瘡発生メカニズムを解明するために,組織への酸素供給の基準である酸素分圧と組織の沈み込み量の加圧による経時変化をラットを用いたin vivo実験にて測定した.加圧力を10,15,20mmHgと変化させて加圧・除圧を繰返し,加圧時間も3,5,8分と変化をさせて測定を行った.その結果,加圧することでPO2は減少し,除圧することで回復することが確認でき,加圧回数の増加に連動してPO2が変動することが分かった.また,加圧時間が長くなるにつれ,除圧後のPO2が回復するまでの時間が長くなることも分かった.加圧子径を変えた実験からPO2変化には加圧力だけではなく,加圧面積も大きく関係していることが分かった.
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