研究課題/領域番号 |
22792154
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 独立行政法人国立国際医療研究センター (2011-2012) 名古屋市立大学 (2010) |
研究代表者 |
守田 恵理子 独立行政法人国立国際医療研究センター, 老年看護学, 講師 (10423849)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 看護 / 退院サマリー / 情報共有 / 情報プライバシー / プライバシー |
研究概要 |
本研究は、看護退院サマリー(以下サマリー)を受け取る施設におけるサマリー情報の取り扱いの現状と、サマリーで情報を授受される患者・家族の要望を明らかにすることで、施設問の情報の授受に関する課題を明確にすることを目的にした。結果、サマリーを受け取る多くの施設が施錠をしない棚でサマリーを保管していた。また、サマリー情報について、施設内で情報共有制限の必要と回答したものは22.9%であり、その理由は患者・家族へのプライバシーの保護(69.7%)、職種により情報の必要性が違う(45.5%)だった。サマリー情報は患者・家族、施設内の全職種と共有していた。また、一般企業に勤務する成人の調査では、サマリーを知っているものは4.2%であり、サマリーについて病院で説明されたものは12.5%だった。サマリーによる他施設への情報提供について、58.3%が積極的な情報共有を望んでいた。サマリー項目で、生活関連情報については「概要のみ共有」と回答するものが多い傾向にあり、治療関連情報、介護関連情報は「できるだけ詳しく共有」と回答するものが多い傾向がみられた。プライバシーへの配慮を求める傾向にある項目は治療関連情報であり、プライバシー意識が比較的低い項目は介護関連情報だった。面接調査では、サマリーによる情報共有は、自分自身の場合と家族の場合では意識が異なるという意見が聞かれた。
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