研究概要 |
特別支援学校に通う子どもをもつひとり親家族の家族機能のありようを明らかにすることを本研究の目的とした.母親12名を対象とし,半構成面接調査と家族機能尺度のFFFS(Feetham家族機能調査)日本語版Iを用いた質問紙調査を実施した.母親は,子どもが障害をもつことによる特有の心配事を抱えながらも,子どもを育てることに自己の責任と存在意義を見出していた.家族は子どもが特別支援学校に通っている時間を有効に活用しているため,子どもが学校に通えることが,家族機能を良好に維持するために重要であった.
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