研究課題
研究活動スタート支援
CREBは長期記憶の形成に必要な転写因子であり、本研究の対象となるCRTC1はその補助因子である。本研究では、神経細胞内でのCRTC1の活動依存的な核移行に必要なリン酸化部位を同定した。また、CRTC1の核移行と転写活性化の関係を具に調べ、CRTC1によるCREB活性化機序は、これまで広く必須だと信じられてきたCREBリン酸化経路とは独立であることを明らかにした。さらに、ウイルスによる個体への遺伝子導入法を最適化し、CRTC1の恒常的核内局在型をマウス脳の両側海馬に発現させることによって長期記憶が向上することを明らかにした。
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Cell
巻: 149 号: 4 ページ: 886-898
10.1016/j.cell.2012.02.062
巻: (掲載確定)(印刷中)(未定)
Commun. Integr. Biol
巻: 3 号: 5 ページ: 443-446
10.4161/cib.3.5.12287
Commun.Integr.Biol.
巻: 3 ページ: 443-446