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斬進的な知識獲得インタビューシステムを支えるオントロジー構築プロセスの実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 22800027
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関北陸先端科学技術大学院大学

研究代表者

小川 泰右  北陸先端科学技術大学院大学, 研究員 (60586600)

研究期間 (年度) 2010 – 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
3,146千円 (直接経費: 2,420千円、間接経費: 726千円)
2011年度: 1,508千円 (直接経費: 1,160千円、間接経費: 348千円)
2010年度: 1,638千円 (直接経費: 1,260千円、間接経費: 378千円)
キーワード情報システム / 人工知能 / オントロジー / 知識獲得
研究概要

本研究の目的は,医療サービスを支える医療現場の実践知を獲得するために,インタビューを半自動で行うことができる情報システムにおいて,インタビューの文脈を情報モデルとして表現するためのオントロジー(語彙),および得られた実践知を体系化するためのオントロジー(語彙)を,現場レベルで徐々に獲得していく方法を確立することにある.プロポーザルで述べたように,実践知インタビューでの文脈の表現は,時点を医療行為で,実践における医療者の視点(どのような価値を実現することを意図した医療行為か)を目的概念で表現する.本年度における重要な成果はこの目的概念の体系化の指針が得られたことである.そもそも医療行為には多様な目的が,医師や看護師など専門性の違いや,サービスの提供側と受容側(患者)という立場の違いなどに見いだされる.さらに目的は医療行為において複雑に絡み合っている.このような医療サービスの目的概念を体系化するにあたり,医療現場で従来から提唱されているPOS(Problem Oriented System)に着目し,それを拡張することが有効であるとの見通しが得られた.POSでは,医療行為は患者の立場にたって設計することが理想とされている.ただし,そこでは大まかな設計手順が規定されているのみである.医療者がそれぞれから専門性から提案する医療目的の内容に立ち入りって検討し,医学という学術的視点ではなく,サービスの受容者(患者やその家族など)がうけとる価値の視点から捉え直し概念化(オントロジー化)すること,さらに病院の経営・労務的な視点で提案される改善についての目的も,患者がうけとる価値として概念化しオントロジーとして体系化していけることを確認した.この目的概念の体系化にぶり,オントロジー構築の指針が明確化したといえる.

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 医療サービス実践知の共有支援に向けたオントロジーの構築と利用2011

    • 著者名/発表者名
      小川泰右
    • 雑誌名

      人工知能学会論文誌

      巻: Vol.26, No.3 ページ: 461-472

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Acquisition of Practical Knowledge in Medical Services Based on Externalizing Service Task-grasp of Medical Staff2010

    • 著者名/発表者名
      小川泰右
    • 雑誌名

      Proceedings of the Fifth International Conference on Knowledge, Information and Creativity Support Systems

      ページ: 39-46

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 目的指向の医療タスクモデリングに基づく実践知の共有への取り組み2010

    • 著者名/発表者名
      小川泰右
    • 学会等名
      日本クリニカルパス学会 学術集会
    • 発表場所
      ひめぎんホール(愛媛)
    • 年月日
      2010-12-03
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2010-08-27   更新日: 2016-04-21  

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