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感覚・運動予測原理に基づく皮膚感覚インタフェースによる運動と自己受容感覚の誘発

研究課題

研究課題/領域番号 22800030
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 知覚情報処理・知能ロボティクス
研究機関名古屋大学

研究代表者

岡本 正吾  名古屋大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (10579064)

研究期間 (年度) 2010 – 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
3,146千円 (直接経費: 2,420千円、間接経費: 726千円)
2011年度: 1,508千円 (直接経費: 1,160千円、間接経費: 348千円)
2010年度: 1,638千円 (直接経費: 1,260千円、間接経費: 378千円)
キーワードハプティクス / 力覚 / 錯覚 / なぞり運動 / 指腹 / せん断変形 / 振動触覚刺激 / 機械受容器
研究概要

本研究は,人間の運動と感覚の相互予測的な関係に,触覚インタフェースで介入することにより,1.運動の誘発および,2.自己受容感覚(運動や力の感覚)の誘発を試み,そのメカニズムを構成論的に探る.本年度は,実施計画に従い,これらの実験的検証を行った.
1. 運動の誘発:人間が指で紙面などをなぞる運動と,それに付随する指腹のせん断変形には,運動と感覚という観点から密接な関係がある.そこで,指腹にせん断変形を提示するデバイスを開発し,なぞり運動と指腹のせん断変形に介入する実験を行った.その結果,なぞり運動中の指腹のせん断変形を拡大することにより,人間の指の移動距離(なぞる距離)が大きくなるような運動が誘発されるということを確認した.また,紙面の摩擦知覚にも影響が生じることを内観報告より確認した.
2. 自己受容感覚の誘発:物体を把持し,左右に揺するとき,それに付随して指腹はせん断変形する.せん断変形にともない,触覚の機械受容器は活動する.この機械受容器を皮膚の上からの振動により刺激するデバイスを開発した.手が物体を揺する運動に同期し,振動刺激を提示することにより,物体の質量および粘性という機械パラメータの錯覚が生じることを実験的に示した.
以上の研究成果は,査読つき論文2編,学術受賞1件(第16回ロボティクスシンポジア優秀論文賞)の成果を収めた.

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (5件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 力の錯覚:指腹への振動刺激による質量・粘性知覚のバイアス2011

    • 著者名/発表者名
      岡本正吾, 昆陽雅司, 田所諭
    • 雑誌名

      第16回ロボティクスシンポジア講演論文集

      ページ: 267-274

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Perceptual properties of vibrotactile material texture : effects of amplitudes changes and stimuli beneath detection thresholds2010

    • 著者名/発表者名
      Shogo Okamoto, Yoji Yamada
    • 雑誌名

      Proceedings of the IEEE/SICE International Symposium on System Integration

      ページ: 384-389

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 指腹へのせん断変形呈示がなぞり運動と触覚・深部感覚に与える影響2011

    • 著者名/発表者名
      松井健哉, 岡本正吾, 山田陽滋
    • 学会等名
      日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会2011(発表確定)
    • 発表場所
      岡山コンベンションセンター(岡山県岡山市)
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 情報圧縮から振動触覚素材テクスチャの知覚特性を知る第一報:振幅情報の変化と検出閾下の刺激の知覚への影響2010

    • 著者名/発表者名
      岡本正吾, 山田陽滋
    • 学会等名
      第11回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会
    • 発表場所
      東北大学川内キャンパス(宮城県仙台市)
    • 年月日
      2010-12-23
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 指腹への振動触刺激による慣性・粘性の錯覚2010

    • 著者名/発表者名
      岡本正吾, 昆陽雅司, 田所諭
    • 学会等名
      第5回日本バーチャルリアリティ学会力触覚の呈示と計算研究会
    • 発表場所
      東北大学片平キャンパス(宮城県仙台市)
    • 年月日
      2010-11-01
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 仮想能動触を介した擬似力覚の呈示2010

    • 著者名/発表者名
      昆陽雅司, 土屋翔, 岡本正吾, 田所諭
    • 学会等名
      第5回日本バーチャルリアリティ学会力触覚の呈示と計算研究会
    • 発表場所
      東北大学片平キャンパス(宮城県仙台市)
    • 年月日
      2010-11-01
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 振動刺激を用いた擬似力覚の呈示2010

    • 著者名/発表者名
      昆陽雅司, 岡本正吾
    • 学会等名
      第15回日本バーチャルリアリティ学会大会
    • 発表場所
      金沢工業大学(石川県金沢市)
    • 年月日
      2010-09-16
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.mech.nagoya-u.ac.jp/asi/

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

URL: 

公開日: 2010-08-27   更新日: 2016-04-21  

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