研究課題/領域番号 |
22820020
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
西洋史
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中川 亜希 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 学術研究員 (80589044)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,016千円 (直接経費: 2,320千円、間接経費: 696千円)
2011年度: 1,443千円 (直接経費: 1,110千円、間接経費: 333千円)
2010年度: 1,573千円 (直接経費: 1,210千円、間接経費: 363千円)
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キーワード | 古代ローマ / 皇帝 / イタリア / 都市 / 碑文 / 徳 / 北イタリアの都市 |
研究概要 |
皇帝や都市の名望家たちの財政的貢献が、各都市の碑文において、どのような「徳」を示す言葉によって表現されているのかを調査した。その結果、イタリア全土ではmunificentiaという語が好まれたが、北部のみに注目すると特にliberalitasという語が用いられたことが明らかになった。北イタリアは共和政末期の政治家ユリウス・カエサルの政治的地盤であり、カエサルから様々な支援を受けたと考えられる。その記憶があるため、カエサルと結びつけられる語liberalitasが帝政期にも好まれたと結論づけた。
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