概念変容を視座とした学校数学カリキュラム開発のための基礎的研究

• 研究課題/領域番号: 22830045
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 教科教育学
• 研究機関: 大阪教育大学
• 研究代表者: 真野 祐輔 大阪教育大学, 教育学部, 講師 (10585433)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 897千円 (直接経費: 690千円、間接経費: 207千円); 2011年度: 442千円 (直接経費: 340千円、間接経費: 102千円); 2010年度: 455千円 (直接経費: 350千円、間接経費: 105千円)
• キーワード: 数学教育 / 概念変容 / コンセプション / 変数性 / 算数と数学の接続 / 教授実験 / カリキュラム / 非通約性 / 学校数学

研究概要

本研究における主要な成果は次の2点である。一つは,概念変容という角度から,カリキュラムや領域の構成を検討することを通して,具体的な概念変容場面として「変数性に関する概念変容」を同定したことである。もう一つは,「式」のコンセプションの変容を捉える枠組みに基づく授業を設計・実施し,理論的枠組みの妥当性やその実践的有効性を検討したことである。

研究成果

• [雑誌論文] 数学教育学の「第一哲学」とは何か (2012)
  • 著者名/発表者名: 真野祐輔・溝口達也
  • 雑誌名: 新しい算数研究 巻: 493 ページ: 28-29
• [雑誌論文] 変数性に関する概念変容場面のデザインに向けた基礎的研究(I) (2011)
  • 著者名/発表者名: 真野祐輔
  • 雑誌名: 全国数学教育学会誌『数学教育学研究』 巻: Vol.17(2) ページ: 13-24
  • 査読あり
• [雑誌論文] 数学学習における概念変容を捉える過程モデルの操作性に関する一考察 (2011)
  • 著者名/発表者名: 真野祐輔
  • 雑誌名: 日本数学教育学会『第44回数学教育論文発表会論文集』 巻: 第1巻 ページ: 597-602
  • 査読あり
• [雑誌論文] 数学教育における数学史の活用の方法論 (2011)
  • 著者名/発表者名: 真野祐輔
  • 雑誌名: 大阪教育大学数学教室『数学教育研究』 巻: 第40号 ページ: 59-69
• [雑誌論文] 変数性に関する概念変容の数学史的背景 (2011)
  • 著者名/発表者名: 真野祐輔
  • 雑誌名: 大阪教育大学数学教室『数学教育研究』 巻: 第40号 ページ: 71-87
• [雑誌論文] 変数性に関する概念変容場面のデザインに向けた基礎研究(I) (2011)
  • 著者名/発表者名: 真野祐輔
  • 雑誌名: 数学教育学研究 巻: 17 ページ: 13-24
  • 査読あり
• [雑誌論文] 数学学習における概念変容を捉える過程モデルの操作性に関する一考察 (2011)
  • 著者名/発表者名: 真野祐輔
  • 雑誌名: 第44回数学教育論文発表会論文集 巻: 1 ページ: 597-602
  • 査読あり
• [雑誌論文] 数学教育における数学史の活用の方法論 (2011)
  • 著者名/発表者名: 真野祐輔
  • 雑誌名: 数学教育研究(大阪教育大学数学教室) 巻: 40 ページ: 59-69
• [雑誌論文] 変数性に関する概念変容の数学史的背景 (2011)
  • 著者名/発表者名: 真野祐輔
  • 雑誌名: 数学教育研究(大阪教育大学数学教室) 巻: 40 ページ: 71-87
• [雑誌論文] わが国における「算数」と「数学」の接続に関する研究状況 (2011)
  • 著者名/発表者名: 真野祐輔
  • 雑誌名: 大阪数学教育会会誌 巻: 35 ページ: 48-53
• [雑誌論文] Identifying conceptual change situations in mathematics curricular content : on the development from rational to real numbers (2010)
  • 著者名/発表者名: Yusuke Shinno
  • 雑誌名: In Proceedings of the 5th East Asia Regional Conference on Mathematics Education 巻: Vol.2 ページ: 622-629
  • 査読あり
• [雑誌論文] 変数性に関する概念変容を捉える枠組みの設定 (2010)
  • 著者名/発表者名: 真野祐輔
  • 雑誌名: 日本数学教育学会『第43回数学教育論文発表会論文集』 巻: 第2巻 ページ: 627-632
  • 査読あり
• [雑誌論文] Identifying conceptual change situations in mathematics curricular content : on the development from rational to real numbers (2010)
  • 著者名/発表者名: Yusuke Shinno
  • 雑誌名: Proceedings of the 5th East Asia Regional Conference on Mathematics Education 巻: 2 ページ: 622-629
  • 査読あり
• [雑誌論文] 変数性に関する概念変容を捉える枠組みの設定 (2010)
  • 著者名/発表者名: 真野祐輔
  • 雑誌名: 第43回数学教育論文発表会論文集 巻: 2 ページ: 627-632
  • 査読あり
• [学会発表] 具象化理論に基づく変数性のコンセプションの変容に関する研究 (2012)
  • 著者名/発表者名: 真野祐輔
  • 学会等名: 全国数学教育学会第35回研究発表会
  • 発表場所: 愛知教育大学
• [学会発表] 変数性に関する概念変容のデザインに向けた基礎研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 真野祐輔
  • 学会等名: 全国数学教育学会第33回研究発表会
  • 発表場所: 愛媛大学
• [学会発表] 数学学習における「式」のコンセプションの変容に関する研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 真野祐輔
  • 学会等名: 全国数学教育学会第34回研究発表会
  • 発表場所: 広島大学
• [学会発表] Two routes to the reification of variable as a key to conceptual change in mathematics learning, In Ubuz, B.(ed.) (2011)
  • 著者名/発表者名: Yusuke Shinno & Hideki Iwasaki
  • 学会等名: Proceedings of the 35th Conference of the International Group for the Psychology of Mathematics Education
  • 発表場所: Ankara, Turkey
• [学会発表] Two routes to the reification of variable as a key to conceptual change in mathematics learning (2011)
  • 著者名/発表者名: Yusuke Shinno, Hideki Iwasaki
  • 学会等名: International Group for the Psychology of Mathematics Education
  • 発表場所: アンカラ,トルコ
• [学会発表] 関数領域における変数性の認識に関する一考察 (2010)
  • 著者名/発表者名: 真野祐輔
  • 学会等名: 全国数学教育学会第32回研究発表会
  • 発表場所: 広島大学