研究課題/領域番号 |
22830100
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
勝間田 弘 早稲田大学, 研究員 (40579108)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2011年度: 884千円 (直接経費: 680千円、間接経費: 204千円)
2010年度: 1,456千円 (直接経費: 1,120千円、間接経費: 336千円)
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キーワード | 国際関係論 / 構成主義 / 東南アジア諸国連合(ASEAN) / 規範 |
研究概要 |
この研究は、新たな研究費の獲得に伴い期間を延長している。当初の計画では「スタート支援」の二年間(H22/2010年度-H23/2011年度)で、研究を完遂する予定だった。だが、初年度の終わりに、同じ研究テーマで、新たな科学研究費補助金「基盤C」を獲得できた(課題番号23530196基盤研究(c)「国際社会における規範の伝播」)。この「基盤C」は四年間である(H23/2011年度-H26/2014年度)。これにより研究期間を、事実上、二年間から五年間に延長した。 これまでの二年間では、複数の課題を達成した。まず、理論の整理をした。当初のアイデアに則り、社会学の制度論や社会心理学の理論を視野に入れながら、規範の伝播を捉える理論を整理していった。また、当初の予定通り「東南アジア諸国連合」(ASEAN)の事例研究を開始した。とくに、国際社会におけるASEANのステータスを捉えるという、事例研究の最重要部分に取りかかった。その際には、大学図書館のデータベースを活用した。 研究の成果は、海外の学会で発表した。とくに重要なのは、2011年3月の米国国際学会(ISA)における発表である。自分の研究テーマである「規範の伝播」とは、世界の学会で議論されている論点である。ISAでの発表は、自分の暫定的な議論について、世界中の研究者と意見交換する絶好の機会となった。社会学の制度論や社会心理学の理論を視野に入れた独自の議論に対しては、有益なアドバイスを多く得ることができた。 この研究は、まだ終了していない。期間の延長により、当初の予定よりも綿密な研究を遂行することが可能となった。これからは「基盤C」のために立て直した計画に則り、一つ一つの課題に取り組んでいく予定である。
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