研究課題/領域番号 |
22830107
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
特別支援教育
|
研究機関 | 長野大学 |
研究代表者 |
高木 潤野 長野大学, 社会福祉学部, 講師 (00588519)
|
研究期間 (年度) |
2010 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
1,391千円 (直接経費: 1,070千円、間接経費: 321千円)
2011年度: 507千円 (直接経費: 390千円、間接経費: 117千円)
2010年度: 884千円 (直接経費: 680千円、間接経費: 204千円)
|
キーワード | ダウン症 / 発話の不明瞭さ / 音韻表象 / 構音障害 / メタ言語意識 / 誤りの一貫性 / 知的障害 / 言語障害 / 不明瞭さ |
研究概要 |
音韻表象の不完全さが、ダウン症児の構音の誤りの一貫性の低さや発話の不明瞭さに関わっている可能性が指摘されていることから、目標とする語からの異なり方の大きい刺激と小さい刺激を用い、ダウン症児・者がどのような反応を示すかを検討した。その結果、正答率は「異なりなし条件」90.5%、「異なり小条件」19.0%、「異なり大条件」52.4%であった。このことから、ダウン症児・者は誤り方の大きいものと比較して誤り方の小さいものでは誤りを認識することが困難であることが明らかとなった。これは、ダウン症児・者の音韻表象が不完全であることによる可能性が考えられた。また音韻表象の不完全さはダウン症児の一貫性の低い構音の誤りや発話の不明瞭さの要因の1つである可能性が示唆された。
|