X線回折と電子顕微鏡によるマルチスケール解析を用いた高強度構造材料の変形機構解明

• 研究課題/領域番号: 22860039
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 構造・機能材料
• 研究機関: 島根大学
• 研究代表者: 林 泰輔 島根大学, 総合科学研究支援センター, 教務職員 (50580495)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 3,146千円 (直接経費: 2,420千円、間接経費: 726千円); 2011年度: 1,508千円 (直接経費: 1,160千円、間接経費: 348千円); 2010年度: 1,638千円 (直接経費: 1,260千円、間接経費: 378千円)
• キーワード: 構造材料 / 複相材料 / 材料組織 / 構造・機能材料 / マルテンサイト / 高強度構造材料

研究概要

高強度構造材料の複雑な組織とその変形機構を明らかにするため, X線回折と電子顕微鏡によるマルチスケール解析を軸に組織解析を行った.特異な引張伸びを示す高強度マルテンサイト鋼と高延性鋼の複層鋼では,マルテンサイト鋼中のラス構造をはじめとする各スケールにおける構造が全体の変形挙動に影響を及ぼす.また,高強度マルテンサイトに隣接する延性層が,高延性発現において果たす役割の一つが明らかになった.

研究成果

• [雑誌論文] Complex Oxide Layer at a Nickel/Steel Interface Bonded under a Moderate Vacuum Condition (2011)
  • 著者名/発表者名: T. Hayashi, T. Hara, and E. Abe
  • 雑誌名: ISIJ International 巻: Vol.51, No.11 ページ: 1859-1863
  • NAID: 10030745688
  • 査読あり
• [雑誌論文] Complex Oxide Layer at a Nickel/Steel Interface Bonded under a Moderate Vacuum Condition (2011)
  • 著者名/発表者名: Taisuke Hayashi, Toru Hara, Eiji Abe
  • 雑誌名: ＩＳＩＪ Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ 巻: 51 号: 11 ページ: 1859-1863
  • DOI: 10.2355/isijinternational.51.1859
  • NAID: 10030745688
  • ISSN: 0915-1559, 1347-5460
  • 査読あり
• [学会発表] 複層鋼板における引張変形を受けたマルテンサイト組織の電子顕微鏡観察 (2011)
  • 著者名/発表者名: 林泰輔, 森戸茂一, 大庭卓也, 阿部英司
  • 学会等名: 第162回日本鉄鋼協会秋季講演大会
  • 発表場所: 大阪大学吹田キャンパス(大阪府吹田市)
  • 年月日: 2011-09-22
• [学会発表] 複層鋼板中の引張変形をうけたラスマルテンサイト組織の電子顕微鏡観察 (2011)
  • 著者名/発表者名: 林泰輔
  • 学会等名: 日本鉄鋼協会
  • 発表場所: 東京都市大学(東京都)
  • 年月日: 2011-03-27
• [学会発表] ラスマルテンサイト加工組織におけるすべり系の活動と微細組織 (2010)
  • 著者名/発表者名: 林泰輔, 森戸茂一, 大庭卓也, 阿部英司
  • 学会等名: 第163回日本鉄鋼協会春季講演大会
  • 発表場所: 横浜国立大学(神奈川県横浜市)
  • 年月日: 2010-03-29