研究概要 |
高分子電解質であるポリエチレンイミン(PEI)を4.5g/L程度添加し,硫酸ストロンチウムをダブルジェットで反応晶析することで, CV10%以下の単分散微結晶を製造することに成功した.製品結晶の粒径および分布幅は,いずれもPEI量に対して減少の傾向となり, PEI量により粒径および分布幅を操作しうることが示された. PEI系の場合,水系と比較して分布幅が狭く,市販品の場合,粒径2.2±0.9μm, CV 37%程度に対して,改良品の場合,粒径1.8±0.1μm, CV 7.6%(PEI添加量3g/Lの場合)となり, CVにして80%程度の単分散性の向上が認められた.
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