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日本産ショウロ「子実体過剰形成株」の分子遺伝学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 22880017
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 森林科学
研究機関京都大学

研究代表者

泉津 弘佑  京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 研究員 (20579263)

研究期間 (年度) 2010 – 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
3,068千円 (直接経費: 2,360千円、間接経費: 708千円)
2011年度: 1,495千円 (直接経費: 1,150千円、間接経費: 345千円)
2010年度: 1,573千円 (直接経費: 1,210千円、間接経費: 363千円)
キーワードショウロ / 菌根 / 子実体 / 担子菌 / アグロバクテリウム法 / エノキタケ / 遺伝子組換え
研究概要

マツタケやショウロをはじめとする菌根菌類は,一般的に人口栽培が極めてむずかしく,菌根共生無しには,子実体形成ができないのではないかと考えられている。本研究では,培地上でも子実体を形成する特殊な日本産ショウロの菌株に着目した。日本産ショウロの子実体過剰形成株Rr6f株は,寒天培地上で子実体を形成し,担子胞子の分離が可能であった。担子胞子分離株は,野生株と形態に大きな差異が認められるものと,認められないものに分かれる傾向が見られた。初年度は,まず,形態に大きな差異の認められない子孫株同士の交配試験および子実体形成試験を試みた。その結果,交配により生じたと考えられるクランプは認められたものの,子実体形成は一切認められなかった。以上のことから,子実体過剰形成の形質は,野生株と生育に差異が認められる担子胞子に遺伝しているものと示唆された。
また、本年度は,ショウロに対する遺伝子導入系の開発も試みた。遺伝子導入系のポジティブコントロールとしては,腐生性のエノキタケを用いた。手法は菌類の遺伝子組換えに一般的に用いられるプロトプラストPEG法およびアグロバクテリウム法を用いた。エノキタケについては,両手法でハイグロマイシン耐性遺伝子の導入に成功したが,ショウロでは変異株は得られなかった。本年度は,ハイグロマイシン耐性遺伝子のプロモータとして担子菌類Cryptococcus neoformansのActin遺伝子のプロモータを用いたが,これを日本産ショウロのネイティブなプロモータに差し替える必要があると考えられた。

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書

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公開日: 2010-08-27   更新日: 2016-04-21  

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