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Meis1遺伝子の皮膚幹細胞における機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 22890062
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関新潟大学

研究代表者

奥村 和弘  新潟大学, 医歯(薬)学総合研究科, その他 (80584680)

研究期間 (年度) 2010 – 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
3,146千円 (直接経費: 2,420千円、間接経費: 726千円)
2011年度: 1,508千円 (直接経費: 1,160千円、間接経費: 348千円)
2010年度: 1,638千円 (直接経費: 1,260千円、間接経費: 378千円)
キーワードMeisl / 皮膚幹細胞 / 毛形成
研究概要

Meisl遺伝子は元々、白血病を誘導するがん遺伝子として同定され研究されてきた。しかし、我々は最近、このMeisl遺伝子のコンディショナルノックアウトマウス(cKO Meisl)を作製し、皮膚特異的にMeislを欠失させると毛が再生しないことに気づいた。さらに、Meislは皮膚幹細胞が存在するバルジ付近に発現することがMeisl-GFPマウスを用いた我々の予備実験により示されている。そこで、本研究はこのcKO MeislおよびMeisl-GFPマウスの2系統を用いて、Meislの皮膚特に幹細胞における機能を明らかにすることを目的とした。本年度は研究計画通りに、cKO Meisl/K14-CreERマウスにおける毛包形態の組織学的解析およびMeisl-GFPマウスを用いた毛包におけるMeislの局在の探索を行った。cKO Meislの背部に4OHTを塗布した結果、スタートから一週間後に潰瘍が発症し始め、3週間後には野生型マウスには発毛がみられたが、cKO Meislには発毛がほぼ観察されなかった。それらの各ステージにおける凍結切片を作製し、ケラチノサイトのマーカーであるK14および皮膚正常幹細胞マーカーであるCD34を用いて、蛍光免疫染色をした結果、cKO Meislにおいては表皮細胞の過形成と毛包および皮膚幹細胞の消失が観察され、ヘアサイクルの異常がみられた。さらにMeisl-GFPマウスを用いた毛包におけるMeislの局在を観察した結果、毛包バルジにおいてMeislはCD34と共局在することを明らかにし、さらに、Meislはヘアサイクルを通じて毛乳頭細胞にも強く発現することが確認された。これらの結果から、Meislは皮膚幹細胞および発毛において重要な分子である可能性が示された。

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書

URL: 

公開日: 2010-08-27   更新日: 2016-04-21  

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