研究課題/領域番号 |
22890067
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
補綴系歯学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
加来 咲子 新潟大学, 医歯学総合病院, その他 (60584589)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
2,938千円 (直接経費: 2,260千円、間接経費: 678千円)
2011年度: 1,417千円 (直接経費: 1,090千円、間接経費: 327千円)
2010年度: 1,521千円 (直接経費: 1,170千円、間接経費: 351千円)
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キーワード | プライマリーシリア / 歯根膜 / 機械的刺激 |
研究概要 |
機械的刺激は歯根膜の改造、恒常性維持に大きく寄与し、これまでその応答のメカニズムについて、いくつもの受容機構、経路が提唱されてきた。しかしながら、これらの基礎的知見は未だ我々が臨床の場において遭遇する数多の事象を明瞭に説明するには至っていない。近年、毛様で非運動性の細胞小器官であるプライマリー・シリアが視細胞、腎細胞等におけるメカノ・レセプターとして機能している事が明らかとなった。さらにプライマリー・シリア表面におけるシグナル分子受容体の集積や、プライマリー・シリア形成不全に起因する先天疾患も報告され、その重要性が注目されている。この研究の目的は機械的刺激に感受性の高い組織として代表的な歯根膜におけるプライマリー・シリアのメカノ・レセプターとしての機能、さらにプライマリー・シリアを介した歯根膜組織の維持機構について明らかにすることである。これまでの解析では、ヒト歯根膜由来細胞におけるプライマリー・シリアの検出に至っていないが、骨芽細胞株MC3T3-E1においては約50%の確率でプライマリー・シリアが検出されている。これは一般的な培養条件下ではヒト歯根膜細胞はプライマリー・シリアを形成していない可能性を示唆している。発生段階においてはBMPシグナリングがプライマリー・シリアの形成に重要な役割を果たしていることが報告されている事から、現在、各種成長因子による刺激によってプライマリー・シリアが形成されるかについて検討を行なっている。また、マウスの組織標本上において、in vivoの状態で歯根膜細胞にプライマリー・シリアが発現しているかについても改めて検討を行っているところである。
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