研究課題
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神経芽腫細胞株に対してDRR1を強制発現すると、細胞の増殖は抑えられることは分かった。また、DRR1を僅かに発現している細胞株(NB39)に対してはDRR1をノックダウンすると、低い血清による細胞分化は抑制されることが認められた。さらに、我々はtumor sphereの分化を誘導し、RT-PCRで分化された細胞におけるDRR1の発現を検討した。分化前の細胞と比べると、分化された細胞においてDRR1の発現は上昇したことを明らかにした。体外培養の海馬神経細胞において、DRR1はデンドライトと軸索に局在することが認められた。また、DRR1をノックダウンすると神経突起は短くなることが認められた。これらの結果、DRR1は神経芽腫細胞の分化を調節することによって、細胞の増殖を影響する可能性を示した。
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Cancer Res
巻: 71(8) ページ: 2938-48
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巻: 71 号: 8 ページ: 2938-48
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