研究課題/領域番号 |
22890208
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
地域・老年看護学
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研究機関 | 東邦大学 (2011) 日本赤十字看護大学 (2010) |
研究代表者 |
大宮 朋子 東邦大学, 看護学部, 助教 (90589607)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
2,353千円 (直接経費: 1,810千円、間接経費: 543千円)
2011年度: 975千円 (直接経費: 750千円、間接経費: 225千円)
2010年度: 1,378千円 (直接経費: 1,060千円、間接経費: 318千円)
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キーワード | 家族介護者 / 就労 / 余暇活動 / 在宅介護者 / 精神健康 / 介護負担感 / 介護継続 / がん / 認知症 |
研究概要 |
本研究は、家族介護者の社会活動の中でも特に就労と余暇活動に着目し、(1)面接調査において介護者の介護認識プロセスの変化と社会活動との関係を描き出し、(2)質問紙調査において、介護者の余暇活動が介護者の精神健康に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。その結果、面接調査により、介護者は【介護に対する心理的拘束の引き下げ】と【介護から離れる時間を確保する試み】を行い、【社会活動の再開・参加】をすることで【介護と自分の生活とのバランス再構築】に至ることがわかった。質問紙調査では、退職経験や仕事量を減らす経験の有無は、療養者のADLおよびIADL介護量と関連していることがわかった。社会活動を辞めた経験は介護負担感の増大とCES-D悪化と関連を持つことが示された。具体的には、自宅外グループ活動(町内会、趣味の会、スポーツの会)を辞めた経験があること(p<0.05)、介護のために休職した経験があること(p<0.05)が、CES-Dの悪化と有意な関連を示した。社会活動以外でCES-D悪化と有意な関連を示したのは、暮らし向きが良くないこと(p<0.05)であった。
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