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小学校体育科ボールゲーム・ゴール型ゲームにおける空間認知力の育成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22907021
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教育学・教育社会学
研究機関広島大学

研究代表者

藤原 由弥  広島大学, 附属三原小学校, 教諭

研究期間 (年度) 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
370千円 (直接経費: 370千円)
2010年度: 370千円 (直接経費: 370千円)
キーワード小学校体育科 / ボールゲーム・ボール運動 / 空間認知力
研究概要

本研究は,平成21年度科学研究において奨励研究として採用された「小学校体育科ボールゲーム・ボール運動における空間認知力の育成に関する研究」の2年次にあたる。「空間認知力」とは,「運動をする中で瞬時に空間を認知し,より有効な空間へ移動したりパスを出したりする力」としている。昨年度の研究で作成した「空間認知力」を育成するための系統表の修正ならびにその系統表に基づいて,本年度は第3学年の単元「ゲーム『ゴール型ゲーム』」において「トライアングルゲーム」の単元開発,授業研究を行った。授業は毎時間ビデオで録画した。「トライアングルゲーム」はラン攻撃とパス攻撃を基本とした攻守入り乱れ型のセストボールの学習を基本とし,三角形のゴールエリアで制限区域にいるDFをかわして放る投動作でのシュートをするゲームである。この運動には,空間を活用しノーマークでシュートをすることの有効性や,パスとシュートのコンビネーションプレーの重要性など,ボール系運動に必要な技能や戦術的な気づきを育むことが可能である教材と考えた。成果としては,空間認知力における認識目標に対する子どもたちの変容が見られた。ゲームにおける大切なポイントを問うアンケート結果から,86%の子どもが「パスの有効性」や「ノーマークを見つけて飛び込むことの有効性」「コートを広く使う有効性」について記述しており,ノーマークを生み出すための動き方に気づくことができたといえる。また,技能目標に対する変容を見るため,抽出児童を決定して「空間に飛び込む動き」及び「有効空間にパスを出す動き」に注目して分析した。どの子どもも単元が進むにつれてこれらの動きの回数が増えていることから,子どもたちの「空間認知力」が向上していることが分かった。以上,アンケートおよび抽出児童の動きの変容から,本単元は,小学校第3学年の「空間認知力」の育成に有効な単元であったと考えられる。

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 形成的評価を活用した戦術指導の改善・その12010

    • 著者名/発表者名
      藤原由弥・木原成一郎
    • 雑誌名

      体育科教育8月号

      巻: 58 ページ: 62-65

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [雑誌論文] 形成的評価を活用した戦術指導の改善・その22010

    • 著者名/発表者名
      藤原由弥・木原成一郎
    • 雑誌名

      体育科教育9月号

      巻: 58 ページ: 66-70

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2010-08-23   更新日: 2016-04-21  

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