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中学校技術科の4領域を統合するバイオ燃料使用ボイラー船教材開発

研究課題

研究課題/領域番号 22909019
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育学Ⅱ(理科系)
研究機関小金井市立小金井第一中学校

研究代表者

斉藤 与志朗  小金井市立小金井第一中学校, 教員

研究期間 (年度) 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
570千円 (直接経費: 570千円)
2010年度: 570千円 (直接経費: 570千円)
キーワード新学習指導要領 / バイオ燃料 / 統合教材
研究概要

中学校新学習指導要領において、技術・家庭科(技術分野)は、「A材料と加工に関する技術」、「Bエネルギー変換に関する技術」、「C生物育成に関する技術」、「D情報に関する技術」の4つの内容に分類された。現段階において、これら4つの内容を統合させた市販教材は存在しない。そこで、「ものづくり」を中心に、4つの要素を含み、また、それぞれの内容を関連づけた教材開発を行い実践した。内容は次の通りである。
1、ボイラー船の設計:コンピュータを活用し、ブリキ板から立体である船を設計し、展開図を作成する。
2、ボイラー船の作成:代表的な金属加工法である、塑性加工、切削加工、溶接の学習をする。
3、植物の栽培:サツマイモを育て、植物育成の基礎知識を学習をする。
4、バイオ燃料の精製:3で育てたサツマイモを発酵させ、燃料(アルコール)を精製する。
5、ボイラー船の実走:自分で設計し、作成した船を、自作の燃料で走行させる。
本教材の中心となるボイラー船は、多くの学校で教材として採用されてきた。今回は特に、3、4で扱う植物の栽培からバイオ燃料の精製に重点を置いた。サツマイモを育て、収穫する。加熱後、水、麹、酵母とともに瓶に入れ、発酵させる。さらに濃度を上げるために、蒸留し、アルコール濃度約60%のバイオ燃料を精製する。このバイオ燃料により、前述したボイラー船を走行させ、エネルギー変換に関する実体験をさせた。
また、本教材では、これまでのような、1つまたは2つの内容のみ学習できる教材に比べ、4つの内容すべてに渡っての学習が可能であり、それぞれの内容を関連づけることによる教育効果、および年間35時間(3学年は技術と家庭を合わせて35時間)の限られた授業時間での教育効果が期待できる。

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 生物育成を取り入れたた技術科授業案の研究2010

    • 著者名/発表者名
      坂本潤一
    • 学会等名
      日本産業技術教育学会関東支部
    • 発表場所
      群馬大学
    • 年月日
      2010-11-28
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2010-08-23   更新日: 2020-05-15  

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