研究課題/領域番号 |
22H00039
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分4:地理学、文化人類学、民俗学およびその関連分野
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研究機関 | 岡山理科大学 |
研究代表者 |
宮本 真二 岡山理科大学, 生物地球学部, 准教授 (60359271)
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研究分担者 |
安藤 和雄 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 連携教授 (20283658)
市川 昌広 高知大学, 教育研究部自然科学系農学部門, 教授 (80390706)
吉野 馨子 (谷垣馨子) 東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (70448918)
寺尾 徹 香川大学, 教育学部, 教授 (30303910)
大西 信弘 京都先端科学大学, バイオ環境学部, 教授 (80378827)
南出 和余 神戸女学院大学, 文学部, 准教授 (80456780)
浅田 晴久 奈良女子大学, 人文科学系, 准教授 (20713051)
山根 悠介 常葉大学, 教育学部, 准教授 (10467433)
赤松 芳郎 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 特定助教 (80826199)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
41,860千円 (直接経費: 32,200千円、間接経費: 9,660千円)
2024年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2023年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2022年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
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キーワード | アジア・モンスーン地域 / 災害論の転換 / グローバル問題(離農・過疎) / 相関災害モデル / 家族農業 / グローバル問題(離農・過疎) / 地域間比較 / 南アジア / 災害の周期性 / アジア・モンスーン地 / 災害 |
研究開始時の研究の概要 |
アジア・モンスーン地域を対象に災害で顕在化した「グローバル問題(離農,過疎)」の発生過程を抽出し,解決にむけた『相関災害誌モデル』を提案するために,①既存災害像を転換し,災害の発生実態と人の対応過程を評価する.②東南・南アジア地域と日本との地域間比較から,災害対応の固有・関連性を議論する.フィールド・ワークによる学際的な領域から調査し,家族農業経営地域の離農,過疎問題の解決にむけた議論を展開する.
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研究実績の概要 |
二年目ということもあり,「本調査」として位置づける年度であった.昨年度の「予備調査」を研究分担者や国内・海外の研究協力者もふくめて実施しており,研究目的は鮮明化している.しかし,感染症に加え,ミャンマーの政情不安定化,そしてその周辺国への影響もあり,今年度も対象国の政治状況を逐次状況を鑑みながら現地調査を行うための手続きを,安全・安心を第一に調査地の変更も含めて柔軟に変更しながら実施してきた. 初年度の末に低所(地)地域の災害と人間対応の関係性を議論するため,バングラデシュで現地の研究協力者(バングラデシュとインド)と調整する予定であったが,感染症の影響で実施できず,まずはバングラデシュで現地共同調査の可能性を見いだした.その後,高所での調査の可能性を確認するためのネパールのマナン地域を訪問し,同様の調整を実施した.その後,他の競争的資金で国内での国際ワークショップの申請が採択され,その調整作業も開始した.同時に,バングラデシュから研究協力者を日本に招聘し,日本の災害対応についての現地調査を実施した.夏以降は日本の国際ワークショップ「アジア・モンスーン地域の災害状況と対応を包括的に比較する国際ワークショップ」(東京地学協会:10月21から23日,岡山理科大学)の準備に邁進し,オンラインを含めて総勢50名の参加者で成功裏に開催できた. 上記のバングラデシュ以外に,海外研究協力者のインドの研究者を招聘した.夏は,分担者は国内はもとより,海外の島嶼部の東南アジア地域での現地調査を実施している.冬の乾季に現地ならびに周辺国の協力者と国際ワークショップをバングラデシュ(マイメイシン)で実施し,その後,周辺地域の洪水罹災地域の調査を実施した. このように上記した秋の国際ワークショップが重要なイベントであったが,各種の研究成果の共有が急速に進展し,順調な二年目となった.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度は,コロナ禍あけで海外への渡航が不安定であったが,二年目は外研究協力者との調整をきっかけに,初年度の調査地での本調査や,国内でも本調査が展開できた. とくに,国内で実施した国際ワークショップの開催が多大な労力を投資したが,成功裏に終わり,「おおむね順調に進展している」とした理由である.また年度末に実施したバングラデシュでの国際ワークショップも無事に開催でき,継続的な共同研究が展開できたと考えている.
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今後の研究の推進方策 |
折り返し地点の三年目は,災害の発生およびその復興過程に,もしくは災害像の相違について,各カウンターパートが海外・国内の事例を本調査として継続して展開したい.とくに,防災インフラの近代化を成し遂げた日本との比較を実施するために,各国の海外研究協力者および研究分担者によって研究会を開催し,その「相関」にかんする議論を継続して展開する予定である. 一方,国内では分担者や協力者の研究所在地で罹災地域各地の情報共有を研究会を重ねながら設定し,各研究分担者や下記の研究協力者の協力をもとに調査やオンラインでの調査報告研究会などを実施したい.
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