研究課題
基盤研究(A)
世界で初めて近赤外線での重力マイクロレンズ系外惑星探査を行うため、世界最大級の近赤外線カメラを搭載した1.8m広視野望遠鏡を南アフリカ共和国に建設中で、2022年度中に完成し観測を開始する。近赤外線では、従来の可視光に比べて、星間減光が強い銀河系中心近くを観測可能で、中心に近いほど星数密度が高く、惑星発見数が増える。また、星数密度が高い領域での惑星頻度を世界で初めて見積もり、環境による惑星頻度の違いを検証する。本研究期間内に、冷たい系外惑星および浮遊惑星を数十個発見し、存在量、質量関数を見積もり、これらの形成過程を解明する。また、NASAのRoman衛星の観測領域を最適化する。