研究課題
基盤研究(A)
アルカロイド(含窒素天然物)群の生合成を摸倣しつつ,骨格・立体化学・官能基の多様性を創り出す合成戦略の提案と体系化を進める。作用標的同定を見据えて,天然物骨格へ共有結合形成部位を導入する戦略を提起し,申請者が手掛けてきた“骨格多様化合成”の新機軸を拓く。タンパク質と共有結合を形成する官能基(マイケルアクセプター等)を含窒素骨格群に組み込み,官能基の共役形式・電子密度・立体障害を改変する。骨格多様化合成・活性評価・作用標的同定を体系的に実施する機能性中分子創出プラットフォームを開発する。天然物の優れた生体制御機能を合成化学的に拡張するアプローチを基盤としたケミカルバイオロジー研究を展開する。