研究課題/領域番号 |
22H00434
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分46:神経科学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
林 康紀 京都大学, 医学研究科, 教授 (90466037)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
42,900千円 (直接経費: 33,000千円、間接経費: 9,900千円)
2022年度: 18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
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キーワード | 空間記憶 / 前帯状皮質 / 記憶固定化 / 場所細胞 / 海馬 / 記憶痕跡 / 前頭前野 / シナプス可塑性 / 大脳皮質 |
研究開始時の研究の概要 |
我々は最近、前帯状皮質(ACC)で、特に睡眠中に起こるLTPが記憶固定化に重要であると報告した。そこで実際にACCの神経活動を観察したところ、記憶形成に共に、広い一続きの空間に反応する神経細胞(空間文脈細胞)が出現することを見出した。この細胞の形成には睡眠中の海馬の活動が必要だが、一旦形成されてからは必要なくなった。そこで、我々はACCの空間文脈細胞こそが固定化された長期記憶の正体であると考え、その形成に睡眠中LTPが如何に関与するか、また記憶での役割は何かについて研究を進めていく。
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研究実績の概要 |
本研究では「前帯状皮質に存在する空間文脈細胞こそが長期の空間記憶の正体である」との仮説のもと、その形成に睡眠中LTPが如何に関与するか、また記憶での役割は何かについて研究を進める。この目的のため、研究期間では、特に海馬の活動が必要かを検討するため、DREADDを用いて海馬神経細胞の活動を抑制し、その上で空間文脈細胞の形成を観察した。その結果、マウスが行動中に海馬を1日目から9日目まで抑制した場合、空間文脈細胞の形成が阻害された。一方で、一旦空間文脈細胞が形成せれた後、10日目に海馬を抑制したところ、空間文脈細胞の発火は影響受けなかった。これは海馬からの入力が前帯状皮質の空間文脈細胞形成に必須であるが、いったん形成されると必要ないことを意味している。これは陳述記憶と性質を共有しており、本仮説と一致している。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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