研究課題
基盤研究(A)
「ダイレクトリプログラミング(DR)」による細胞運命転換法は、将来の医療展開が強く期待される技術であるだけでなく、転写因子を起点とした細胞運命制御機構の解明という生物学上極めて重要なテーマへの直接的なアプローチも可能である。これら医学・生物学研究の方向性は、DR研究を進める上でまさに車の両輪として相互扶助の関係にあることから、それらを共に進めることで、医療応用の実現や生物学上の大きな発見につながると考えられる。そこで本研究では、研究代表者らが開発した肝臓と腸のDR誘導法を基盤とし、転写因子による細胞運命制御の基本原理解明を目指すとともに、医療応用に適した細胞作製技術の開発を行う。