研究課題
基盤研究(B)
児童婚(18歳未満の結婚)は、女子の教育機会の喪失、家庭内暴力の増加といった弊害があるとされ、その撲滅は国連の持続可能な開発目標(SDGs)の一つである。新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの国は学校閉鎖の措置をとり、児童婚の拡大が危惧されている。とりわけ、児童婚が蔓延するバングラデシュでは、1年半の長きにわたり学校が閉鎖され、その影響は計りしれない。本研究は、バングラデシュ農村で、新型コロナウイルス感染拡大を受けた学校閉鎖と、女子が意思決定プロセスにかかわる力をつけることを目的とした電話による介入実験が、児童婚に与える影響を実証する。