研究課題/領域番号 |
22H02320
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39010:遺伝育種科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
川勝 泰二 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, 上級研究員 (30435614)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2023年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2022年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | イネ / ERF / 環境ストレス / 転写因子 / ERF転写因子 / ヒストン修飾 / エピゲノム |
研究開始時の研究の概要 |
植物特異的なETHYLENE RESPONSIVE FACTOR(ERF)転写因子は様々な農業形質を司る遺伝子発現制御に関わるため、育種的利用が期待される。ERF転写因子には転写活性化型と転写抑制型が存在し、双方向の転写制御を担うが、その分子機構は不明である。本研究では、環境ストレス適応に関わるイネERF転写因子について、変異体や過剰発現体を用いた機能解析とエピゲノム解析を行い、ERF転写因子による転写制御分子機構の実態を解明する
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研究実績の概要 |
植物特異的なERF転写因子は様々な農業形質を司る遺伝子発現制御に関わるため、育種的利用が期待される。ERF転写因子には転写活性化型と転写抑制型が存在し、双方向の転写制御を担うが、その分子機構は不明である。そこで本研究では、環境ストレス適応に関わる2つのERF転写因子をモデルとして (1) ERF転写因子に制御される遺伝子群の同定と(2) ERF転写因子によるエピゲノム制御機構を明らかにすることで、ERF転写因子を介した転写制御分子機構を解明することを目的とする。 (1) ERF転写因子に制御される遺伝子群の同定 ERF転写因子の結合によって発現が変動する、ERF転写因子に直接制御される遺伝子を同定するため、OsERF3変異体および宿主品種が持たないSNORKEL1,2を発現する形質転換体を作出した。また、解析対象とする3つのERF転写因子のDAP-seqを行ったところ、1つについてはゲノムへの結合領域を同定できた。 (2) ERF転写因子によるエピゲノム制御機構 ヒストン修飾解析の簡便化のためにCUT&RUN系を確立した。条件検討過程において、胚乳特異的なヘテロクロマチンパターンがダイナミックな制御を受けていることを明らかにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
当初計画通り、形質転換体の作出・CUT&RUN系の確立が完了した。予定外であるが、胚乳におけるユニークなヘテロクロマチン制御機構の存在が明らかとなった。
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今後の研究の推進方策 |
当初計画通り進める。
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