研究課題/領域番号 |
22H02611
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43060:システムゲノム科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中村 崇裕 九州大学, 農学研究院, 教授 (10464398)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2023年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | RNA / ゲノム編集 / 翻訳 / PPR / トランスクリプトーム編集 / PPR protein / transcriptome / engineering |
研究開始時の研究の概要 |
ポスト・ゲノム(DNA)編集として、RNAを操作するトランスクリプトーム編集が注目され始めている。本研究では、PPRタンパク質を利用したトランスクリプトーム編集への利用、医療応用を進める。特に、「翻訳制御」に着目し、これまでの研究で示唆された未知の翻訳開始機構の解明、医療応用にむけたProof-of-conceptの獲得、に取り組む。
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研究実績の概要 |
本課題では、本申請では我々が開発したPPR技術を利用したトランスクリプトーム編集技術のうち、未だ技術的に未成熟な「翻訳制御」に着目し、同技術の動物培養細胞、動物個体への適用を進めることによって医療応用にむけたProof-of-conceptを獲得するとともに、これまでの研究で示唆された未知の翻訳開始機構の解明に取り組むことを目的としている。 本年度は、項目1. 「翻訳制御技術の動物個体への適用」について、同技術の動作安定性の検証や小型化を進めるとともに、AAVベクターへの搭載、培養細胞を用いたPPR分子の導入効率、翻訳活性化の効果を比較検証した。また、疾患関連遺伝子mRNA数種を標的として、当技術の医療適用可能性を検証した。 項目2. 「新規の翻訳開始機構の解明」については、培養細胞を用いて、翻訳活性化効果を示すPPR分子を免疫沈降することで、細胞内での標的RNAや協同因子との結合を解析する実験系の確立を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通りに研究が進捗しているため。
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今後の研究の推進方策 |
計画通りに研究を進める。
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