研究課題/領域番号 |
22H04055
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1180:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
渡津 光司 東京学芸大学, 附属国際中等教育学校, 国立大学附属中等教育学校教諭
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
410千円 (直接経費: 410千円)
2022年度: 410千円 (直接経費: 410千円)
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キーワード | 国際バカロレア / デザイン / 中学校技術科 / 題材 / 材料と加工の技術 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,国際バカロレア機構が提供する教育プログラムの1つであるMiddle Years Programme(MYP)の教科の1つである「デザイン(Design)」において,中学校技術・家庭科技術分野(中学校技術科)で展開されている「材料と加工の技術」に焦点を当て,授業実践を通して,デジタルファブリケーションを取り入れた題材を開発することを目的とする。本研究を進めることで,MYP Designにおける中学校技術科のコミュニティが広がり,国際バカロレアの使命に沿った教育をより展開できると考える。また,国際バカロレアにおける日本型のMYP Designを提案することを最終目標としている。
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研究成果の概要 |
本研究では,国際バカロレア機構が提供する教育プログラムの一つであるMiddle Years Programme(以下,MYP)の教科「デザイン」に着目し,その授業を行っている学校教育法第一条に規定されている学校(以下,一条校)を調査した。そこで,中学校技術・家庭技術分野(以下,中学校技術科)の「材料と加工の技術」におけるデジタルファブリケーション機器を使用した授業実践に焦点を当て,そこで使用されている教材や,題材の内容や方法について分析した。それを受けて,デザインサイクルを中学校技術科の中に位置付けた「材料と加工の技術」における題材を検討し,授業実践を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果として,MYPの教科「デザイン」の授業実践を,日本国際バカロレア学会や本校の研究紀要において広く発信することができた。授業実践の蓄積は,今後,MYPの教科「デザイン」を行おうとする一条校の教員にとって大いに役立つものとなる。 我が国では「成長戦略2021」において,国内における国際バカロレア認定校等を2022年度までに200校以上にすることを目標としているが,2023年3月14日時点で,MYPを実施している一条校は僅か18校となっている。認定校を増やしていく上で,本研究の成果が,その一助となれば幸いである。
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