研究課題/領域番号 |
22H04056
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1180:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
今澤 宏太 大阪教育大学, 附属学校園, 中学校教諭
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
350千円 (直接経費: 350千円)
2022年度: 350千円 (直接経費: 350千円)
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キーワード | 統計的探究 / 科学的思考 / データの活用 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、中学校数学科「D:データの活用」領域において、Wild & Pfannkuchによる統計的探究プロセス(PPDACサイクル)のうち「Plan」の相、すなわち研究計画を立案する相に着目し、Planの相の具体的行為である「Measurement system」(測定する対象や測定の方法の検討)と「Data management」(収集するデータの管理及びデータの表現の方法の検討)の2つの行為に関する教材を開発するものである。
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研究成果の概要 |
平成29年告示学習指導要領において、中学校数学科における統計教育は充実化され、その指導には統計的探究プロセスを意識した問題解決学習の実践が求められている。 本研究では、統計的探究に関する基礎的研究として、①現行教科書の分析、②学習指導要領の変遷、③数学科教員志望学生の実態調査を行った。 また、実践的研究として、④IoTセンサーを用いた授業モデル、⑤標本数とサンプルサイズの両方に注目させる授業モデルの開発を行うとともに、広く授業を公開した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
統計的探究プロセスのモデルは種々あるものの,代表的なものとして,「Problem-Plan-Data-Analysis-Conclusion」からなるWild & Pfannkuch(1999)によるPPDACサイクルがある。PPDACサイクルは全ての相が相互往還に機能することで、問題解決が達成されるとするモデルであるが、これまでの統計教育では、学習する内容がPPDACサイクルのうち、その多くがA-Cに焦点化されている。 本研究では、この前段である「Problem-Plan-Data」に関する授業モデルを開発し、学習者の総合的な統計的問題解決能力を育成する手法を提案することができた。
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