研究課題/領域番号 |
22H04078
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1180:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 豊川市立三蔵子小学校 |
研究代表者 |
渡邉 清 豊川市立三蔵子小学校, 小学校教諭
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
310千円 (直接経費: 310千円)
2022年度: 310千円 (直接経費: 310千円)
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キーワード | サウンドマット / 即時フィードバック / パッド / 積極性 / 客観的破断 / 聴覚 / フィードバック / マット運動 |
研究開始時の研究の概要 |
本計画は、現行の学習指導要領に合わせ、子どもたちが自ら運動を考え工夫することや運動自体を楽しめるように検討したものである。「音を鳴らせる」には転がり方に工夫がいる。そこを入口とし、子どもたちが自ら運動を工夫しつつ楽しみながら取り組める環境を整えていく。合わせて「サウンドマット」の開発を行う。マットを転がった際、特定の位置を通過する時に音が出るマットの開発である。音が出ることによって自分が狙ったところに転がっているかどうかを即時判断することができる。また、音を出そうといった狙いを決めて取り組むこともできる。音を鳴らさないように試技をする工夫もできるものとなる。
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研究成果の概要 |
客観的な即時フィードバックをする方策として圧力を感じると音が出るマット(サウンドマット)の開発とそれを利用した練習方法の実践である。 サウンドマットはマット上に自由に配置できるパッド(圧力を感じると音が出る装置)を用意し、どのマットでも利用できるものを開発した。また、パッドにより音の違いが出せるように音階で音が鳴るようにした。練習法としては、音を鳴らせるためにどうするのか、音を鳴らせないためにどうするのかを試行錯誤しながら行う課題を用意することで、自ら進んで運動に取り組む姿が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マット運動は、運動している自分の姿を直接見ることができないため、動きのイメージと実際の動きを一致させることは難しい。最近ではICT機器を利用して、自分の姿を見て学ぶ方法も導入されている。この方法では、フィードバックまでのタイムラグが生じたり、修正に対する具体的な試技位置の把握が難しかったりする。 そのため客観的な即時フィードバックをする方策として聴覚を利用した体育を目指し、サウンドマットを開発した。聴覚(音)は即時に判断できる感覚である。聴覚を利用することで学習への意欲やフィードバックに活かすことができる。
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