研究課題/領域番号 |
22H04138
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1200:教育工学関連
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研究機関 | 奈良工業高等専門学校 |
研究代表者 |
福田 龍一 奈良工業高等専門学校, その他部局等, 技術専門職員
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
440千円 (直接経費: 440千円)
2022年度: 440千円 (直接経費: 440千円)
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キーワード | 危険感受性 / 旋盤 / 機械実習 |
研究開始時の研究の概要 |
機械実習を行う学生に対し、無自覚な不安全行動を気づかせ危険感受性を高めることができる「危険回避ナッジシステム」を開発する。 本件で対象とするのは回転する材料に工具を接触させることで切削加工を行う「旋盤」と呼ばれる工作機械である。旋盤にIoTセンサーを用いて危険行動を検知できるようにし、作業者へ通知するようなシステムを開発する。
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研究成果の概要 |
危険感受性が鈍くなっている近年の学生に対し、無自覚な不安全行動を気づかせ危険感受性を高めることができる「危険回避ナッジ(Nudge)システム」を開発することを目的とし実施した。対象とした工作機械は回転する材料に工具を接触させることで切削加工を行う「旋盤」である。その各部にIoTセンサーを用いて不安全行動を検知できるようにし、作業者へ通知するようなシステムを開発した。結果として改善点はあるものの、無自覚な「不安全行動を自覚」させ、振り返りにより「危険感受性を高める」ことができるシステムを完成させ、安全面や使用感については使用テストによるその効果の妥当性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
開発したシステムは、これまで危険から守られるだけだった「作業者」を、危険感受性を高めることで危険な状況に気づき安全な環境を維持できる「技術者」として養成するためのものとなる。「技術者」を養成することで、より多くの「作業者」の安全を確保し将来の事故、労働災害を減らすための取り組みである。
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