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十分な強度と防水性能を備え、尚且つ軽量で容易に携行可能な地震計用保護カバーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22H04199
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 2130:天文学、地球惑星科学およびその関連分野
研究機関鹿児島大学

研究代表者

平野 舟一郎  鹿児島大学, 理工学研究科, 技術専門職員

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
400千円 (直接経費: 400千円)
2022年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード地震観測 / 火山観測 / 地震計用保護カバー / 十分な強度 / 十分な防水性能 / 軽量 / 防水
研究開始時の研究の概要

軽量で容易に携行が可能であり、尚且つ、十分な強度及び防水性能を備えた地震計用保護カバーを開発する。これにより、観測者が運搬する機材総重量を軽量化し、大規模地震発生後の臨時観測や火山地帯での観測等、徒歩による到達が困難な地震観測点へのアクセスの負担を軽減させ、安全性ならびに現地作業の効率向上を図る。8月 ~ 9月中に当該カバーの製作を行い、10月以降に本学の大学院理工学研究科附属南西島弧地震火山観測所が展開している無人島の臨時観測点に於いて試験及び検証を行う。

研究成果の概要

主な材料に、硬質ポリ塩化ビニル管・硬質ポリ塩化ビニル管継手・透明ポリカーボネート板等を使用しました。これにより、重量が3kg以下と軽量でありながら、耐衝撃保護等級IK11相当の強度とIP保護等級5~6相当の防水性能を兼ね備え、尚且つ、視認性に優れた地震計用保護カバーの開発に成功しました。また、無人の火山島であるトカラ列島横当島地震観測点(鹿児島大学大学院理工学研究科附属南西島弧地震火山観測所の観測点)に、実際に本カバーを持込み設置を行い、上陸及び設置環境が非常に困難な状況下に於いて実用上の問題が無いことを確認しました。

研究成果の学術的意義や社会的意義

大規模地震等発生に伴い、地震活動の詳細を把握することは防災上重要であり、場合によっては活動域周辺に於いて、早急に臨時の地震観測網を展開する必要に迫られます。ところが、現地は地震による道路損壊や崖崩れに伴う通行止めといった制限を受け、徒歩で観測地点へ移動せざるを得ない状況に遭遇することがあります。そこで、臨時観測網を少しでも早く展開する為には、観測機材の総重量を軽くすることが大切です。今回開発した地震計用保護カバーは、従来多用されていたコンクリート製に比べ、強度及び防水性能を保ちつつも、大幅な軽量化に成功しました。これにより、移動を含めた現地作業効率の大幅な向上が実現しました。

報告書

(2件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 南西島弧地震火山観測所に於ける研究支援業務(令和 4 年度経過報告)

    • URL

      https://www.eri.u-tokyo.ac.jp/kenshu_iinkai/record/r04/pdf/R04_Abst.pdf

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-01-30  

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