研究課題/領域番号 |
22H04227
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
2160:土木工学、建築学、航空宇宙工学、船舶海洋工学、社会システム工学、安全工学、防災工学およびその関連分野
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
石川 正士 九州工業大学, 技術部, 技術専門職員
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
350千円 (直接経費: 350千円)
2022年度: 350千円 (直接経費: 350千円)
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キーワード | 安全教育 / 家庭用ロボット / 安全意識 / 危機回避力 / 子供 / 知的好奇心 / 子供の安全意識・危機回避力 |
研究開始時の研究の概要 |
幼児期の子供達は好奇心旺盛で、動いている物・生きている物全てに関心・興味を持って行動する時期である。しかし、自分の身の回りにどのような危険が潜んでいるかまだ分からない・判断できない時期でもある。保育や学校でも安全教育は行われているが、近年は保護者による子育て現場・家庭生活での安全教育の指導・対策も重要視されている。 そこで、本研究では自立対話型の家庭用ロボットを活用して、親子で一緒にコミュニケーションを取りながら安全教育についての知識・教養を学び、子供の安全意識・危機回避力を高め、問題・課題を解決していき、且つ家庭内の安全教育ついてのルールを作り上げていく安全教育教材支援システムの開発を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、安全教育内容を「心・モラル・道徳心」「危険な場所と状況把握」「安全知識と危険察知力」「回避行動と危険対応力」の4つの領域に分類し、相互作用を図りながら、子供に身につけてもらいたい安全意識・危険回避力を高めるような組み合わせや一方的な知識の偏り・欠落がでないバランス等を調査・検証した。また、調査した教材内容を家庭用ロボットに組み込む際は、子供の知的好奇心や学習意欲を低下させないような解説・例題等の安全分野の設計と様々なロボット制御を取り入れながら、子供(被験者)による実証実験を行い検証した。家庭用ロボットを用いることで、スムーズ且つ有効的にシステムを構築・検証することができている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究システムは、家庭用ロボットの機能を活用することで、家庭内でもスムーズ且つ有効的に専門的な知識や教養(今回は子供の安全教育)を学ぶことができ、子供の知的好奇心や学習意欲の向上も図ることができるスタイルであることを検証した。また今後は、他の専門分野でも本研究システムの形式を導入し検証することを計画しており、1つのモデルケースをして実用化が期待できると考えている。
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