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ゼブラフィッシュにおける外来遺伝子の安定的発現を実現する基盤技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22H04263
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3110:農芸化学、生産環境農学、森林圏科学、水圏応用科学、社会経済農学、農業工学、獣医学、畜産学およびその関連分野
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

坂 季美子  国立遺伝学研究所, 技術課, 技術職員

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
480千円 (直接経費: 480千円)
2022年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
キーワードトランスジェニックゼブラフィッシュ / CRISPR/Cas9法 / phiC31インテグラーゼ / CRISPR/Cas9
研究開始時の研究の概要

外来遺伝子をゲノムに導入したトランスジェニック生物は、生命科学研究において広く利用されており、重要な役割をもつ。しかしながら、生体内に組み込まれた外来遺伝子は、位置効果によるサイレンシングを受けやすく、確実に安定して発現させることは難しい。これを解決するためには、トランスジェニック生物を作製する際に、サイレンシングを受けにくいゲノム領域(セーフハーバー領域)へ外来遺伝子を組み込む必要がある。
本研究では、モデル脊椎動物ゼブラフィッシュにおいて、セーフハーバー領域をCRISPR/Cas9法により自在にゲノム編集する方法を確立し、外来遺伝子の安定的な発現を実現する基盤技術の開発を行う。

研究成果の概要

外来遺伝子を安定的に発現するトランスジェニック生物を作出するためには、外来遺伝子をゲノム上のセーフハーバー領域に組み込む必要がある。しかしながら、モデル脊椎動物ゼブラフィッシュにおいて、そのような手法は確立されていなかった。本研究では、CRISPR/Cas9法とphiC31インテグラーゼによる遺伝子導入法を組み合わせ、ゼブラフィッシュにおけるセーフハーバー推定領域に目的遺伝子を導入する手法を開発した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

外来遺伝子をゲノムに導入したトランスジェニック生物は、個体レベルでの遺伝子機能解析やヒト疾患モデル作製などに広く利用されており、生命科学や医学研究において、重要な役割をもつ。本研究では、外来遺伝子を安定的に発現するトランスジェニックゼブラフィッシュを作製する手法を開発した。本手法は、有用なトランスジェニックゼブラフィッシュの作出に活用できるため、多岐にわたる研究の発展に貢献すると期待される。

報告書

(2件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] ゼブラフィッシュにおける外来遺伝子の安定的発現を実現する基盤技術の開発2023

    • 著者名/発表者名
      坂 季美子
    • 雑誌名

      生物学技術研究会報告

      巻: 34

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] ゼブラフィッシュにおける外来遺伝子の安定的発現を実現する基盤技術の開発2023

    • 著者名/発表者名
      坂 季美子
    • 学会等名
      第34回生物学技術研究会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] Development of the method to generate transgenic zebrafish stably expressing a transgene2023

    • 著者名/発表者名
      Kimiko Saka, Koichi Kawakami
    • 学会等名
      12th European Zebrafish Meeting
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] ゼブラフィッシュにおける外来遺伝子の安定的発現を実現する基盤技術の開発2022

    • 著者名/発表者名
      坂 季美子、川上 浩一
    • 学会等名
      第45回日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-01-30  

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