研究課題/領域番号 |
22H04292
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
3180:医療薬学関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
秀田 恭子 兵庫医科大学, 医学部, 薬剤師
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
480千円 (直接経費: 480千円)
2022年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
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キーワード | シスタチンC / 尿細管分泌 / クレアチニン / ビクテグラビル |
研究開始時の研究の概要 |
クレアチニンの尿細管分泌の阻害作用を有する薬剤(クリゾチニブ、バンデタニブ、ビクテグラビル、コビシスタット)を新規に投与される患者を対象として、糸球体ろ過量のゴールドスタンダードである、イヌリンクリアランスおよび血清Cr、血清cys-Cに基づいたGFRcreatとeGFRcysを比較する。最終的に、eGFRcysはCinと同程度であり、Crの尿細管分泌の阻害作用を有する薬剤投与時の腎機能評価としてのcys-Cが有用であることを示すことを目指す。
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研究成果の概要 |
クレアチニン分泌阻害作用を有するビクテグラビルを投与された34名を対象に、治療開始前のクレアチニンに基づく推算糸球体ろ過量(eGFRcreat)と治療開始後のeGFRcreatおよびシスタチンCに基づく推算糸球体ろ過量(eGFRcys)を比較した。治療開始前のeGFRcreatに比べて、治療開始後のeGFRcreatは有意に低下したが、治療開始後のeGFRcysに有意な変化は認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
クレアチニン分泌阻害作用を有するビクテグラビル投与時の腎機能評価としてシスタチンCに基づく推算糸球体ろ過量を用いることの有用性が示された。腎機能低下の早期発見および腎 排泄型薬剤を投与する際の正確な投与量の算出などにより、該当患者の生命予後の改善に寄与できる 。
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