研究課題/領域番号 |
22H04303
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
3180:医療薬学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
大澤 志保 浜松医科大学, 医学部附属病院, 薬剤師
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
480千円 (直接経費: 480千円)
2022年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
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キーワード | 退院サマリー / アンケート / 多職種連携 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、退院先の療養形態ごとに必要な情報を抽出し、療養先に合わせてカスタマイズした退院サマリーを作成することを目的とする。将来的には、カスタマイズした退院サマリーを運用、再評価を繰り返すことで療養先だけではなく浜松市西部地域に合わせた退院サマリーを完成させ、退院後も継続した薬学的ケアが円滑に行われるようにすることを目標とする。
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研究成果の概要 |
退院時に病院薬剤師が作成する薬剤管理サマリー(以下、退院サマリー)に必要とされる情報は、療養先や関わる職種によって画一的ではないと考えられる。本研究は、退院後の薬剤管理に携わる多職種のニーズに応える退院サマリーの作成を目的に、第一段階として小人数の薬局薬剤師および訪問看護師に退院サマリーに必要な情報についてアンケートを行った。結果、入院中に処方追加や用法が変更になった理由や服薬状況、病名や検査値の情報が必要とされていることが示唆された。また、薬局薬剤師以外の職種の回収率が低いことが課題として明らかとなった。本結果は、多職種への大規模アンケートを実施するうえで有用だと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の薬局薬剤師および訪問看護師へのアンケートにより、退院後の薬物療法に関わる他施設の医療スタッフが必要としている情報が抽出され、課題も明らかとなった。本結果をもとに、退院サマリーに必要とされる情報について多職種への大規模アンケートを実施できれば、退院先の療養形態ごとに必要な情報を抽出し、療養先の形態や職種に合わせた退院サマリーを作成することが可能になると考える。さらに、カスタマイズした退院サマリーを運用、再評価を繰り返すことで、療養先だけではなく浜松市西部地域に合わせた退院サマリーを完成させ、退院後も継続した薬学的ケアが円滑に行われるようにすることを目標とする。
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