研究課題/領域番号 |
22H04305
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
3180:医療薬学関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
浦田 修平 宮崎大学, 医学部, 薬剤師
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
480千円 (直接経費: 480千円)
2022年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
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キーワード | バンコマイシン / 腎機能 / クレアチニンクリアランス |
研究開始時の研究の概要 |
バンコマイシン使用時の用法用量は患者の腎機能に基づいて設定される。この時の腎機能評価は血清クレアチニン値を利用して推算されているが、誤解釈を招くいくつかの因子が存在する。しかしこれらの因子による影響を適切に補正できれば、極めて有用な腎機能評価法であることは間違いない。そこで本研究では、バンコマイシンの投与量設定への適用を企図した、救急搬送患者の血清クレアチニンによる腎機能評価の新規補正法を構築する。
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研究成果の概要 |
抗菌薬バンコマイシン(VCM)を使用する際の用法用量は患者の腎機能に基づいて設定される。本研究では、VCMの投与量設定への適用を企図した、救急搬送患者の血清クレアチニンによる腎機能評価の新規補正法を目的とし臨床研究を行った。 これまでに、VCM投与開始時点の血清アルブミン値とCRP値が、VCMの投与量設定における腎機能の過大評価と関連している可能性を見出した。現在、これらの因子の影響力についてさらなる検証を進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、救急搬送患者においてVCMの投与量設定時に腎機能を過大評価し得るリスクを一部明らかにした。本研究成果は、救急搬送患者に対するVCM投与量設定のための血清クレアチニンによる腎機能評価の新規補正法構築に直結する極めて有益な知見である。
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