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アナモレリンの治療効果関連因子の探索~グレリン濃度及び薬物動態に着目した検討~

研究課題

研究課題/領域番号 22H04313
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3180:医療薬学関連
研究機関大分大学

研究代表者

炭本 隆宏  大分大学, 医学部, 薬剤師

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
450千円 (直接経費: 450千円)
2022年度: 450千円 (直接経費: 450千円)
キーワード癌悪液質 / カヘキシア / アナモレリン
研究開始時の研究の概要

カヘキシアは、多くの進行癌患者に認められる代謝異常症候群のひとつである。その本態は不明であるが、カヘキシア患者においては、食欲促進因子であるグレリンの分泌量が相対的に不足していることが知られており、病勢進行の一因となっている可能性が示唆されている。アナモレリンは、近年上市された経口低分子グレリン様作用薬であり、体重や筋肉量の増加といった治療効果をもたらす一方、約40%の治療不応患者が存在することが明らかとなっている。本研究では、カヘキシア患者本来の血中グレリン濃度とアナモレリンの薬物動態に焦点を当て、治療不応患者における要因を探索することを目的とした。

研究成果の概要

本研究では、グレリン様作用薬であるアナモレリンについて、治療不応患者における要因探索を目的として、以下の課題を検討した。
(1) UHPLC-MS/MSを用いた血中アナモレリン濃度測定系の確立:アナモレリンおよび内標準物質のMS、LC条件については検討済であり、フルバリデーションを実施中である。
(2) 血中グレリン濃度とアナモレリンの薬物動態が治療効果へ与える影響の評価:アナモレリン服用予定患者60例を対象に、服用前および服用後12週目時点での血中アナモレリン濃度および血中グレリン濃度を測定し、アナモレリンの治療効果に影響を与える因子を重回帰分析により探索する。対象患者を選定中である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、アナモレリン治療不応患者における要因および患者本来の血中グレリン濃度がアナモレリンの治療効果へ与える影響を特定することができる。将来的に、それらの要因へ対処することにより、治療不応率の軽減やアナモレリン投与量の最適化など個別化医療の提供に貢献できると考えられる。

報告書

(2件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-01-30  

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