研究課題/領域番号 |
22H04369
|
研究種目 |
奨励研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
3190:生体の構造と機能、病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
|
研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
山口 佳祐 岐阜大学, 医学部附属病院, 検査技師
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
480千円 (直接経費: 480千円)
2022年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
|
キーワード | 抗体依存性細胞貪食 / 非中和抗体 / 感染防御 / ウイルス感染防御 / 非中和抗体機能 |
研究開始時の研究の概要 |
抗体依存性細胞貪食(ADCP)は、病原体と結合する特異的抗体が食細胞のFcγ受容体へ結合することで食作用が亢進する現象である。HIV-1やFluに対する感染防御において、ADCPの重要性が実証されてきた。しかし、感染防御への貢献度が完全に定義されていない。 本研究は、各ウイルス特異的抗体のADCP活性評価、プラークアッセイによるADCPの感染防御への寄与度解析を通して、感染防御におけるADCPの貢献度の程度を明らかにするものである。
|
研究成果の概要 |
様々なウイルス領域において、非中和抗体が有するエフェクター機能である抗体依存性細胞貪食(ADCP)が、感染リスクの減少に寄与することが報告されつつある。しかし、感染防御に対する貢献度について未だ完全には明らかになっていないのが現状である。 本研究では、各ウイルスに対するモノクローナル抗体(mAb)が有するADCP活性を評価する測定系を構築するとともに、感染防御への貢献度の解明を試みた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後、確立した測定系を用いてサイトメガロウイルス(CMV)に対してADCP活性を有するmAbの特性解析を行う。並行して感染防御への貢献度を明らかにするための評価系の改善も行う。これにより、ADCPを誘導しやすいエピトープなどの知見や貢献度が明らかになれば、ADCP能を付与したワクチン開発の一助になると考えられる。
|