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IL-6ファミリーサイトカインが肺高血圧症の病態形成に果たす意義の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22H04379
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3210:内科学一般、器官システム内科学、生体情報内科学およびその関連分野
研究機関国立研究開発法人国立循環器病研究センター

研究代表者

桐野 友美  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 実験補助員

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
480千円 (直接経費: 480千円)
2022年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
キーワード肺高血圧症 / 炎症性サイトカイン
研究開始時の研究の概要

肺動脈性肺高血圧症 (PAH) の病態形成には、炎症性サイトカインが重要な役割を果たしている。中でもインターロイキン-6 (IL-6) は病態形成に重要であるが、その他のIL-6ファミリーサイトカインがPAHの病態形成に果たす役割は十分に明らかになっていない。本研究では、肺高血圧症モデル動物を用いて、病態形成におけるIL-6ファミリーサイトカインの動態と役割を明らかにする。

研究成果の概要

肺高血圧症のモデルマウスである低酸素誘発性肺高血圧症 (HPH) マウスの系を用いて、肺高血圧症病態におけるIL-6ファミリーサイトカインの動態について検討した。肺において、IL-6のmRNAは低酸素負荷後48時間後にはベースラインの約10倍に発現が上昇したが、4週後にはほぼベースラインレベルに復した。IL-6以外のファミリーサイトカインのmRNAレベルは、低酸素負荷による変化はほぼみられなかった。CD4陽性T細胞におけるIL-6ファミリーサイトカイン受容体構成分子の発現も検討した結果、IL-6Raは定常状態でも低酸素負荷状態でも同様に高レベルに発現していた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

肺動脈性肺高血圧症 (pulmonary arterial hypertension; PAH) は、予後不良の疾患であり、厚生労働省の指定難病となっている。現在使用可能な薬剤はいずれも血管平滑筋の収縮・弛緩を標的としたものであり、予後向上のためには分子病態に基づいた新たな治療法の開発が求められている。本研究の成果は、炎症性サイトカインを標的としたPAHの新規治療法の開発へ向けた基盤となると考えられる。

報告書

(2件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Gut dysbiosis is associated with aortic aneurysm formation and progression in Takayasu arteritis2023

    • 著者名/発表者名
      Manabe Yusuke*, Ishibashi Tomohiko*, et al. (*co-first author)
    • 雑誌名

      Arthritis Research & Therapy

      巻: 25 号: 1 ページ: 46-46

    • DOI

      10.1186/s13075-023-03031-9

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-01-30  

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