新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対し保険承認された医薬品は非常に少ない。一方で、『適応外使用』という枠組みで保険承認されていない医薬品がCOVID-19 治療に用いられている。本研究は、COVID-19 治療における医薬品適応外使用の実態を調査することを目的とした。徳島県内感染対策向上加算1の施設に調査を行った結果、調査対象施設ではCOVID19における適応外使用を行った施設は少なく、適応外使用をする場合は、院内で適切な審査を受けた上で使用されていること、また、薬剤師が適応外使用に関する安全対策に寄与していることが明らかになった。
|