研究課題/領域番号 |
22J01566
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分16010:天文学関連
|
研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
川畑 佑典 国立天文台, SOLAR-Cプロジェクト, 助教
|
研究期間 (年度) |
2022-04-22 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 太陽物理学 / 磁場 / 偏光分光 / 磁気流体力学 |
研究開始時の研究の概要 |
太陽活動領域のエネルギー蓄積・不安定化機構を観測的に解明することを目指す。本研究を行う上で、磁場の3次元構造を把握することが必要不可欠であるが、現在定常的に観測されているのは太陽表面の光球磁場のみである。そこで国際大気球実験「Sunrise-3」や大口径地上望遠鏡「DKIST」により複数の波長帯で偏光分光観測を行うことで太陽表面から上空の彩層までの磁場の3次元的な構造を取得する。得られた磁場データの解析に加え、データ駆動型シミュレーションと組み合わせることでエネルギー蓄積・不安定化機構の解明につなげる。
|
研究実績の概要 |
本研究では、太陽系最大の爆発現象である太陽フレアを引き起こすような活動領域がどのようにエネルギーを蓄え、不安定化するのかを明らかにすることを目的とする。我々は偏光観測で得られる磁場情報と磁気流体力学に基づく外挿モデルを用いて太陽大気の3次元な磁場構造の進化を追うことを計画している。これまでの研究の問題点としては、外挿モデルにおいて、太陽大気においては磁場の力が支配的であるという仮定を置いていたことにあった。実際に境界条件として与える太陽表面の光球観測磁場では上記の仮定を満たしていない可能性が高い。本研究ではその課題を解決するために、光球よりも高度が高く、磁場の力が支配的であると考えられる彩層の磁場を観測し、境界条件として外挿モデルに適用することを目指す。さらにこれまでは力学的平衡の仮定をおいて外挿していたが、時系列の観測磁場を境界条件として、磁気流体力学方程式を解くことで、動的な進化も調べることも視野に入れている。
本年度は時系列磁場データに対して磁気流体力学モデルを適用する手法の検証を行った。活動領域をモデリングした、磁気流体力学シミュレーションの結果の光球磁場の時系列データに対して外挿を行い、実際のシミュレーション結果との比較を行った。今後は彩層磁場の時系列データでも同様に計算を行い、モデリングが改善するかどうかを検証する予定である。
|
現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|