研究課題/領域番号 |
22J13217
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分62020:ウェブ情報学およびサービス情報学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
陳 思楠 神戸大学, 数理・データサイエンスセンター, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2022-04-22 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | コンピュータビジョン / 事前学習済みモデル / 介護コンテキスト / 非言語情報 / 支援技術 / スマートヘルスケア |
研究開始時の研究の概要 |
超高齢化の進行に伴う要介護者の数が増加し,介護人材の不足によって施設介護から在宅介護への転換が進んでいるが,住み慣れた自宅では家族に大きな負担がかかる.
本研究では,介護者・要介護者の「意図」や「心のうち」を理解し,一般世帯で導入可能なシステムを構築・評価することを目的とする.キーアイディアは,コンピュータビジョンによる外部的な観察と,エージェントとの対話を通した対象者の内部状態の外化を統合することである.
本研究の完成によって,根拠に基づくヘルスケアの理念が,在宅介入型の見守りシステムにおいて,実現できる.また,本システムを一般家庭へ広く導入することが期待でき,家族の介護負担を大きく軽減できる.
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研究実績の概要 |
令和4年度は在宅介護において,主にA. 観察対象を区別する対話型エッジ顔識別システムの検討 B. 非言語情報に基づく対象者の日常必要な見守りの認識手法の検討を行った.
具体的な検討内容として,まず,ユーザとエージェントの音声対話による学習データの自動生成と,事前学習済みモデルを用いた顔特徴量の取得・比較を検討している.そのため,システム構成である (1)既存データの読み込みと特徴抽出 (2)新たな学習データの取得と特徴抽出 (3) 既存データと学習データの特徴比較 (4)識別結果に基づくエージェント対話,4つについて提案をしている.その結果,ユーザのプライバシー課題とデータを学習・関連するプロセス,およびシステム導入容易性を改善することが可能になったと言える.また,識別できた対象者に対し,日常必要な見守り(介護コンテキストと呼ぶ)の認識手法を検討している.USB定点カメラから取得したライブ画像をTensorFlowの事前学習済みモデルに入力し,時系列上で出力された画像内の人間の位置ごとに,非言語情報 (顔,骨格,手の特徴点の2D座標など) の特徴を用いて学習・分類を行っている.これらの特徴を統合することでリアルタイムに対象者の状態変化を把握することが可能になる.
これまでの研究成果として,日本機械学会において発表を行っている.また,国際会議BalkanCom2022,および国際会議HCII2023においての成果報告を行っている.さらに,本課題において,関連するその他の研究成果も国際会議論文3編を発表している.
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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