研究課題/領域番号 |
22J21679
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松尾 仁嗣 東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2022-04-22 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2022年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | がん免疫学 / 空間トランスクリプトーム |
研究開始時の研究の概要 |
悪性腫瘍内の免疫状態はがんの進行や患者の予後を決定する上で不可欠な要素であるが、その関係は非常に複雑である。腫瘍内での各細胞の役割は一様でなく、中でもマクロファージは周囲の細胞からのシグナルによってその機能が大きく変化し、免疫システムの挙動を特に複雑にしている。本研究ではまず免疫染色によって得られた様々な細胞種の腫瘍内位置情報を遺伝子発現情報と組み合わせ、環境に応じたマクロファージの遺伝子発現変化の外観を探る。さらに、臨床情報と照らし合わせ腫瘍全体の免疫環境や治療奏効に与える影響の概要を明らかにし、新たな治療標的の探索を行う。
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研究実績の概要 |
本研究では、細胞同士の相互作用の中で 構築される細胞間ネットワークという観点から細胞の空間分布と治療奏効や遺伝子発現状態への関連を調べた。複数の免疫染色画像を重ねることで、CD8+細胞単体の密集や CD20+細胞へのリンパ球の集積が免疫チェックポイント阻害剤(ICI)の効果をあげるという先行研究の知見に即した結果に加え、今まで報告の無かった細胞種の組合せ (CD68+とCD8+,PD-L1+細胞など) で、その空間分布がICIの奏効や予後に関わるものがいくつか示唆された。また、CD8+T細胞や、CD20+B細胞の分布の仕方が、ICIの奏功の見られた検体とそうでない検体で異なることも見受けられた。さらにBulkのRNA-seqの解析により、これらの細胞種が密集した腫瘍内では一部の間質細胞で特定のシグナルパスウェイの抑制(Apical junctionやPI3K-mTOR signal)が起きていることが考えられた。最後にこれら、細胞の集積とこれらのシグナルパスウェイの活性化との関連を調べるために、NanoString社によるGeoMXを用いて、腫瘍内の異なる位置に存在する細胞種それぞれ(T細胞とがん細胞)の遺伝子発現プロファイルを細かく調べた。結果は現在解析中である。本研究を進めることにより、未だ多くの患者で抵抗性が見られる免疫療法の効果を改善させるうえで、 新しい治療標的の解明につながることが期待される。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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