研究課題/領域番号 |
22K00075
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01030:宗教学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 |
研究代表者 |
中西 尋子 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 都市文化研究センター研究員 (80881177)
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研究分担者 |
李 相勲 関西学院大学, 経済学部, 講師 (00878423)
荻 翔一 大谷大学, 真宗総合研究所, 研究員 (00894552)
櫻井 義秀 北海道大学, 文学研究院, 教授 (50196135)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 在日大韓基督教会 / キリスト教 / 韓国 / 宣教 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は在日大韓基督教会(教団)を研究対象として韓国キリスト教がどのように日本で布教を行い、日本に定着してきたか、また定着しようとしているかを明らかにしようとするものである。韓国キリスト教の日本布教は明治末期から始まり現在に至る。当初は同胞を布教の対象にしたが、今では信者に日本人も見られる。歴史認識の違いにより、日韓関係は良好とはいい難いなかで韓国キリスト教がどのように日本に根付いてきたかを実証的に明らかにする。
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研究実績の概要 |
2023年度は科研の2年目だった。在日大韓基督教会は日本の伝統仏教教団が行っているような教勢調査をこれまでまったく実施していないことから本科研で実施を計画した。しかし全教会・伝道所を対象にしたアンケート調査は実際のところ実施が難しいのではないかという考えから昨年度は準備をためらったが、やはり当初の計画通り実施することにした。そのための調査票の検討、作成のための研究会を大阪にて8月17日(対面)、2024年1月30日(対面)、3月14日(オンライン)で実施した。質問紙(案)および「アンケート調査へのご協力のお願い」(案)を作成し、在日大韓基督教会総会の4月8日の常任委員会で諮っていただいた。アンケート調査実施にあたり総会側からも一筆必要であれば準備するとの言葉を総幹事からいただいた。 在日大韓基督教会全体の概要を把握する資料を得るため、10月16日に総会事務局(東京・早稲田)に研究分担者と訪問し、2023年度の各教会の信徒総会資料および教勢調査票をすべてコピーした(無牧の教会・伝道所があるため総会事務局に提出分の74冊、教勢調査は78票)。後日すべてをPDFにして研究代表者・研究分担者で共有した。 在日大韓基督教会関係者への聞き取り調査は、総会長(2003~2005年)をはじめ総会において長く役職を務めた博多教会の名誉牧師に8月28日、研究分担者とともにKCC(在日韓国基督教会館)名誉館長のご協力を得て行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者が授業その他に時間を取られたため。
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今後の研究の推進方策 |
調査票をほぼ完成させ、プリテスト(現時点では牧師1名にのみ実施)を追加で行い、調査票を完成させる。韓国語訳の調査票も作成し、日本語版・韓国語版の調査票を教会・伝道所に郵送する。回収率を上げるため調査票はメールで送信するワードファイル版も作成し、各教会・伝道所に送信する。回収後は回答のデータチェック、データ入力を行う。 信徒総会の資料については、総会のおよその全体像を把握するため、分析を進めていく。 関係者への聞き取り調査は、今年度は積極的に進めていく予定である。
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