研究課題/領域番号 |
22K00079
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01030:宗教学関連
|
研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
長谷川・間瀬 恵美 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 准教授 (90614115)
|
研究分担者 |
坂井 祐円 仁愛大学, 人間学部, 准教授 (70351244)
上村 敏文 ルーテル学院大学, 総合人間学部, 准教授 (20318588)
長田 久雄 桜美林大学, 大学院 国際学術研究科, 特任教授 (60150877)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
|
キーワード | 死の語り / 死生学 / 宗教多元主義 / 救い / 死後生 / 宗教者の死の語り / 魂 / 看取り |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は理論的研究と実証的研究の両側面から、「死」を宗教的に意味づけて受容することの価値を明示する。特に、人生の最終段階(生から死への移行期)の宗教現象である「死」「死後の世界」について、以下の3つの研究を行う。 ①宗教多元主義(理論研究):パレスカトロジー(生と死の中間世界)の多元現象について文献調査・翻訳 ②「死の語り」調査(実証的研究):ターミナルケアに携わり、患者の死を看取った諸宗教者の「語り」の事例調査 ③「死の受容」についての研究会、公開講座の開催、報告書の作成(理論構築)。
|
研究実績の概要 |
コアメンバー会議:15回、偶数月に開催し代表者と分担者で進捗状況を確認した。 定例研究会:11回、「死の受容研究会」を奇数月に話題提供者を招聘してオンラインを中心に開催した。今年度は平均して毎回40名が参加した。 DEL読書会:21回、毎月開催してJohn HickのDeath and Eternal Lifeの翻訳を進めた。 二年目の研究となり、今年度は安定して進めることができた。 また大きな成果として、公開シンポジウム「パレスカトロジーの宴~死の向こう側の多元的世界へ~」2023年8月26日(土)を桜美林大学町田キャンパスの荊冠堂チャペルで企画実施した。午前の部では、「ことばでは語りえない死の向こう側の多元的世界」を国内で一流の芸術家の方々に表現していただくことで<死後の多元的世界>を体感し、午後の部では死後の世界を表現し、語ることの意義について諸宗教3名の学者に話題提供をしていただいた。本研究代表者・分担者・協力者6名、シンポジスト招待シンポジスト・パネリスト16名、参加者は123名で、とても有意義なシンポジウムを開催することができた。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コアメンバー会議は偶数月に、定例研究会は奇数月に、そしてDEL読書会は毎月、予定通り開催した。しかしながら、代表者、分担者が手分けして進めている「宗教者の死の語り」のインタビュー調査については、仏教者の録音起こしがすすまず急ぐ必要がある。
|
今後の研究の推進方策 |
最終年度は、今まで通りにコアメンバー会議は偶数月に、定例研究会は奇数月に、そしてDEL読書会は毎月、開催する。それぞれが担当した「宗教者の死の語り」に関するインタビューの結果をまとめるて分析、質的研究まですすめる。対面での研究会、学会発表、そして報告書を作成する。
|