研究課題/領域番号 |
22K00277
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01080:科学社会学および科学技術史関連
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
礒部 太一 北海道医療大学, 心理科学部, 准教授 (00724999)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | ジェロンテクノロジー / アップストリーム・エンゲージメント / 倫理的・社会的問題 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の概要は、科学技術社会論におけるアップストリーム・エンゲージメントの研究蓄積を基盤とし、ジェロンテクノロジー(高齢者のための生活自立支援技術の研究:特に医療・福祉用ロボット)に着目することで、老年期の人々とジェロンテクノロジー研究開発者がどのようにジェロンテクノロジーを認識し、どのような技術の開発が望まれているのかについて明らかにすることである。
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研究実績の概要 |
科学技術社会論の研究分野において、科学技術と社会の関係性についてこれまで研究蓄積が行われてきたが、老年期の人々と科学技術との関係やジェロンテクノロジー(高齢者のための生活自立支援技術の研究: 特に医療・福祉用ロボット)を対象とした研究蓄積は充分なされてこなかった。科学技術社会論分野においては、社会に実装される段階以前の研究開発段階にある萌芽的な科学技術(emerging technology)に対して、できるだけ早い段階において市民などの非専門家が関与することで、市民的価値など多様な価値観を当該科学技術に反映させる必要性がアップストリーム・エンゲージメントとして指摘されている。このような背景のもと、本研究全体としては、科学技術社会論におけるアップストリーム・エンゲージメントの研究蓄積を基盤とし、ジェロンテクノロジーに着目することで、老年期の人々とジェロンテクノロジー研究開発者がどのようにジェロンテクノロジーを認識し、どのような技術の開発が望まれているのかについて明らかにすることを目的とする。 本年度においては、昨年度に引き続き、高齢者の科学技術への認識を広く探るための、質問紙を用いた量的調査のための事前準備を行った。特に本年度は、ジェロンテクノロジーを使用するであろう当事者としての視点から質問項目を策定した。それらは例えば、医療・福祉ロボットの使用度や忌避感などである。また、関連学会への参加や、関連文献などについても調査することで、研究全体の枠組み構築を行った。これらを踏まえて来年度は、実際の調査の実施と分析を予定している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度においては、高齢者の科学技術への認識を広く探るための、質問紙を用いた量的調査のための事前準備として、質問項目案を引き続き策定できたことは一定の進捗がある。また、関連する学会参加や関連文献などについても調査できたことは研究全体を遂行する上で必要不可欠なことであった。もともとの計画としては、本年度に質問紙調査を実施する予定であったが、その実施が来年度になった点は、進捗状況として予定よりも少し遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究においては、本年度実施に至らなかった、高齢者の科学技術への認識を広く探るための質問紙を用いた量的調査を実施することを予定している。また、補完的に、老年期の人々とジェロンテクノロジー研究開発者へのインタビュー調査も予定している。
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