研究課題/領域番号 |
22K00412
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
|
研究機関 | 武蔵野美術大学 |
研究代表者 |
相原 優子 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (30409396)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | アメリカ文学 / ユダヤ系アメリカ人作家 / ユダヤ系アメリカ文学 / 親密さ |
研究開始時の研究の概要 |
ユダヤ系アメリカ文学作品における「親密さ」を考察したいと考えている。作品には、様々な人間関係が描かれているにもかかわらず、分析が丁寧にされてこなかった。月並みな人間関係に落とし込んで理解してきたが、もう少し丁寧に斬新な角度から確認する必要があるのでは、無いかと思う。それを、ソール・ベローやグレイス・ペイリーの作品群の中で分析したいと思う。
|
研究実績の概要 |
この年度もコロナ禍であっただけでなく、個人的にもいろいろなことが生じた一年であった。コロナもあり、仕事にも研究にも制約が多かったと思われる。今後の研究活動を考えた時に、成果発表や日頃の学問に新しいパソコンが必要かと思い、購入をお願いした。今回の研究のキーワードともなる「親密さ」という概念について、考えさせられた場面が多かったといえる。この研究を進めるにあたり、暫し本から離れて、貴重な体験をしたように思われる。分析する作品について、考えているところである。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究の遅れは、まずは、世界を席巻している「コロナ」によるものであろう。機材や研究書の入手も時に困難になった。生活上の制約も含め、実施する講義もオンラインになった。オンラインで仕事が可能であることに感謝しているものの、その準備に今まで以上の時間が必要であった。そのため、十分な研究時間が割けなかったというのは、確かである。また体調を崩してしまい、そこから少し回復するために時間がかかったと思われる。
|
今後の研究の推進方策 |
今回の研究のキーワードは「親密」さである。まず、この概念を正確に定義したいと考える。その言葉の使われ方や歴史も正確に把握したく思う。また、世間にみられる、多様な人間関係について、良く考察し、それぞれの文学作品の分析を行いたい、と思う。コロナと戦争には、「人間関係」を問い直す現実がある。この時代にも重要な考えだと思う。
|